マンションの売却相場を調べる方法は3通り!価格がわかる5サイトと、築10年・20年の相場を解説!

マンションの売却相場を調べる方法は3通り!

マンションの売却を考えたとき、誰もが知りたいと思う情報は売却価格の相場でしょう。売ることを決めている方やこれから考えている方も、相場は重要な情報です。

しかし、「相場の調べ方がわからない」方も多いと思います。

  • ネットで調べられるのか
  • どのサイトを見ればいいのか
  • データのどの部分に注目したらいいのか

上記の疑問に答えつつマンションの売却相場を調べる方法について解説いたします。自身が持つマンションの価値を把握したいという方には、きっと役立てていただけるでしょう。

マンション売却の相場を調べる方法は3通り

マンション
マンションの売却相場の調べ方は、大別して3通りです。

近隣で成約した「取引事例」を見る

近隣のマンションで実際に成約した取引事例は「その価格で本当に売れた」ということで、有力な売却相場の情報です。

これは、不動産鑑定士が行う鑑定評価でも用いられる手法で、取引事例比較法と呼ばれています。この取引事例比較法から試算された価格を、比準価格といいます。

鑑定士による鑑定評価は、税金を計算する基準となる固定資産税評価額などの決定にも用いられるものです。その鑑定評価で使われている手法であるため、自身の物件の売却相場を調べる際にも、有力な手法といえます。

近隣で今「売り出し中」の価格を見る

取引事例は有力なデータですが、あくまで過去の情報です。「現時点でいくらで売れるか」の情報は「今売っている物件の価格」の方が参考になる部分もあります。

今売り出し中の物件は、その価格で売れるとは限りません。しかし、物件の売れ行きを見ながら「この価格だとすぐ売れる」「この価格だと売れ残る」という市場の観察ができる点で意味があります。

多数の業者から見積もりをとる

過去の取引事例も今の販売価格も、あくまで「他の物件の情報」です。「自身の物件がいくらで売れるか」という、直接的なデータではありません。

その点、多数の業者から見積もりを取ると、自身の物件の価値がわかります。業者の見積もりも絶対ではありませんが、多数の業者による見積もりをあわせれば、おおよその相場がわかります。

このような多数の業者の見積もりをとる上で、役立つサービスは「不動産一括査定」です。一括査定については下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

不動産一括査定のメリットとデメリットとおすすめの3つのサイトも紹介!

マンションの取引事例がわかるサイト

実際に成約したマンションの取引事例がわかるサイトは2つあります。

レインズ・マーケット・インフォメーション

レインズ・マーケット・インフォメーションは、レインズ(REINS)の情報が一般向けに公開されているサイトです。レインズとは不動産業者しか見られない不動産情報のデータベースで、国交省が指定する4つの不動産流通機構のデータが共有されています。

「実際に成約した価格」を閲覧でき、マンション・戸建に分けて情報をチェックできます。先ほどの画像は「マンション・東京都・都心5区」で絞り込んだものです。さらに、下記のようなデータで物件を絞り込めます。

地域詳細 千代田区・港区・中央区・渋谷区・新宿区
小エリア 各区内の町名など
沿線・最寄り駅 エリアによって選択肢が変わる
駅からの距離 徒歩5分・10分・15分・15分超・バス
坪単価 30万円~100万円
専有面積 20㎡~100㎡

このようにあらゆるデータで取引事例を絞り込めるため、自身が売りたい物件に近い事例を見つけられます。

土地総合情報システム

土地総合情報システムもレインズに近いもので、国交省が運営しているデータベースです。

まず上の画像のページにジャンプし、検索したい物件の種類や対象時期を選びます。時期は2015年1月から絞り込み可能です。「2020年第2四半期」など、四半期ごとに細かく設定できます(2020年11月時点)。

物件の種類は、マンションの売却相場を知りたい場合「中古マンション」を選択します。地域は「都道府県>市区町村>地区」まで絞り込み可能です。

たとえば「東京都>世田谷区>深沢」で検索すると、下の画像のとおり、過去2年で34件の事例が見つかりました(2018年第3四半期~2020第2四半期)。

気になる物件があれば、番号をクリックすると下の画像のような詳細画面を見られます(時期によって、リンク先で表示されるデータは画像と異なる可能性があります)。

同じ絞り込みを、下の画像のような地図から行うことも可能です。気になるエリアをクリックすると、そのエリアに取引価格の情報がいくつあるか表示されます。「詳細表示」をクリックすれば、先ほど紹介したような詳細情報を閲覧できます。

地図

出典:土地総合情報システム(地図ごとの固定のURLはなし)

ここまで紹介したとおり、土地総合情報システムでは公的なデータをさまざまな角度から検索できます。マンションの売却相場を調べたいのであれば、ぜひおさえておくべき情報源の1つです。

近隣の物件の売出し価格がわかるサイト

近隣の物件が今いくらで売られているかは、一般的な物件情報サイトでわかります。「簡単に見られる情報源」ですが、買い手がこれらの情報を見て物件を探すことを考えると重要なデータです。

ここでは、データを得られる情報サイトで主だったものを3つ紹介します。

SUUMO(スーモ)

SUUMOは株式会社リクルートホールディングスが運営する不動産情報サイトです。「中古マンション」のページから、全国のマンションの売り出し価格を確認できます。上の画像は東京都のページから新宿区で絞り込んだものです。

上の画像は、「3K/DK/LDK・駅徒歩10分以内」という条件で絞り込んだものです。この条件で246件の物件が見つかります(執筆時点)。さらに築年数や専有面積などで絞り込み、並び替えをすることで「自分の物件に近い条件の物件」を見つけることが可能です。

HOME4U(ホームフォーユー)

ホームフォーユー

HOME4Uは、株式会社NTTデータ・スマートソーシングが運営するサイトです。「中古マンション」のページから、SUUMOと同様にエリアを絞ることで、物件を検索できます。上の画像は「大阪市・中央区」で絞り込んだ際の画面です。

より詳細に検索したい場合、下の画像のような絞り込み検索もできます。

HOME4U

上の画像は「3LDK・駅5分以内・築15年以内」だという条件で絞り込んだ結果の画面です。大阪市中央区でこの条件の場合、15件のマンションがヒットします(執筆時点)。

他にも建物面積・土地面積・その他のこだわり条件などを追加することで、より細かく物件を絞り込めます。物件情報が豊富に揃っているため、自身の物件に近いものも見つかりやすいでしょう。

LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)

HOME'S

ライフルホームズは、東証1部上場の株式会社LIFULLが運営する日本最大級の不動産・住宅情報サイトです。ここでも「全国の中古マンション」から、エリアを絞り込んで物件を検索できます。上の画像は「名古屋市中区」で絞り込んだ画面のものです。

絞り込み

「3LDK・築20年以内」だという条件で絞り込むと、上の画像のように11件のマンションがヒットしました(執筆時点)。他にも専有面積・駅徒歩分・リフォームの有無など、あらゆる条件での絞り込みが可能です。

(ライフルホームズでは絞り込んだ条件ごとのURLが作成されないため、絞り込んだページへのリンクはありません)

築年数ごとのマンションの売却相場の目安

マンション
マンションの売却相場について「築年数ごとの目安」が気になる方も多いでしょう。ここでは、特に大きい区切りである10年・20年での目安を解説します。

10年:約3,700万円(新築時より1,000万円下落)

築10年のマンションの売却相場は、おおよそ3,700万円です。まず、新築マンションの平均販売価格が、首都圏で5,400万円、関西圏で4,000万円となっています。この中間をとって新築マンション=4,700万円とします。

参考:2017年首都圏新築マンション契約者動向調査(リクルート住まいカンパニー)

続いて「新築よりいくら安ければ買うか」というアンケート結果を見ます。築10年の場合「新築より1,000万円安ければ買う」という回答が、もっとも多くなりました。

参考:株式会社ホームステージング・ジャパンの調査

この2つのデータを合わせると「4,700万円より1,000万円安ければ買う」=「3,700万円から買う」という計算です。あくまで概算ではありますが、一つの目安にはなるでしょう。

20年:約2,400万円~2,800万円(新築時の50~60%まで下落)

グラフ

築20年の場合、まず新築マンションの相場は先ほどと同じです(全国平均で4,700万円)。続いて、上のREINS TOPICSの資料を見ると、新築時点で約5,100万円で成約していたマンションが、築20年時点で約2,800万円で成約していることがわかります。

(グラフから数値を読み取っているため、金額は概算です)

5,100万円が2,800万円に下落したとすると、約45%の下落です。このデータはあくまで平均値であるため、下落率は築20年で40%~50%程度になると考えるべきでしょう。下落後の価値は、50%~60%程度になります。

この50%~60%という数字を、先ほどの「新築で4,700万円」という金額に当てはめると、2,350万円~2,820万円となり、四捨五入すると2,400万円~2,800万円です。あくまで概算ではありますが、築20年のマンションにおける、目安の売却相場だといえるでしょう。

まとめ

まとめると、マンションの売却相場を調べる方法のポイントは、下の3点です。

  • 過去の取引事例・今の売り出し価格をチェックする
  • 一括査定などで、複数の業者から見積もりをとる
  • 「築10年なら1,000万円下落、築20年なら約50%に下落」が目安

特に重要なのは、2つ目の複数の業者からの見積もりです。やはりデータよりも重要なのは「実際に自分の物件がいくらで売れるのか」という現実であり、もっとも把握できる方法が、複数業者から見積もりをとることといえます。

見積もりをとるためには、文中でも紹介した不動産一括査定が特に便利です。HOME4UHOME’Sなど、1分程度の簡単な情報入力で、一括査定を受けられるサービスが多くあります。いずれも無料で使えるため、ぜひ気軽に試してください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です